気候変動問題に対して啓発活動を行うユース団体Climate Youth Japan(クライメートユースジャパン 以下CYJ)は1月末から2月上旬にかけて仙台・福岡・東京でCOP20参加報告会を開く。報告会では、COP20にオブザーバーとして参加した学生らが登壇し、若者の視点で世界の気候変動の動きを伝える。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
CYJは、2010年にできた任意団体で、気候変動に対する声明文を各省庁に提出したり、COPへの派遣活動などを行っている。所属メンバーは大学生が中心で、15人ほどおり、東京・京都・福岡に散らばっている。毎月、スカイプで会議を行い、イベントや声明文を作成している。
同団体は、今年12月1日にペルーで開かれたCOP20の前に、気候変動の取り組みに対する声明文を、外務省・環境省・経済産業省に提出した。声明文では、政府に対して、「2020年以降の新しい枠組みにおける目標の早期提出」「国内政策を見直し、持続可能な社会への貢献」を訴えた。
2010年から、CYJはCOPに派遣活動も行い、所属メンバーに加えて一般からも参加者を募っている。今年12月のCOP20にも、5人を派遣した。海外の同世代のユースたちと話し合い、国際会議にオブザーバーとして参加した。
このたび、このCOP20での経験を伝えるため、報告会を開く。同団体に所属し、COP20にオブザーバーとして行った内藤秀治さん(横浜国立大学理工学部3年)は、「気候変動に関しては、専門家や識者だけが話し合うのではなく、より多くの人が議論に参加してほしい」と話す。
報告会は、2月1日に仙台・福岡、2月7日に東京で開催する。企画の詳細は同団体ホームページやフェイスブックで順次公開していく。
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