国連の拷問禁止委員会でのシャラップ発言が物議を醸していた上田秀明人道人権大使に対して、外務省は17日までに、同大使へ口頭注意の処分を下していたことが分かった。外務省は17日、上田大使の処分について、「現時点ではこれ以上の対応は考えていない」と取材に答えた。(オルタナS副編集長=池田真隆)

シャラップ発言には会場が静まりかえった

騒動のきっかけは5月22日、スイス・ジュネーブで行われた国連の拷問禁止委員会の会見だ。上田大使が自身の発言に対して嘲笑した同委員会のメンバーに向かって、「笑うな、シャラップ、シャラップ」と言い放ったことが国際的に問題となっていた。

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