私は23歳から27歳の間、ベトナムに住んで仕事をしていたという少し珍しい経験がある。

しかしそれ以上に重要なのは、

・私が新卒で就職した会社が経営危機になり、入社して1年後には辞めざる得なくなったこと。

・その後、知人の縁をつたってベトナムで働くという選択肢が生まれたこと。

・当時社会人経験1年、英語もベトナム語もできない中のベトナム就職。やれることも少なく給料は薄給であったこと。

以上のような背景があって、行ったベトナムだったということだ。

そこで知ったことは、日本語を一所懸命学ぶベトナム人、日本と取引をしているベトナム企業、生き残りをかけて海外進出している日本企業など日本国内にいてはわからなかった「日本」の存在だった。

初めて「日本」という国のブランドや恩恵を肌身で感じだからこそベトナムでは自分のような立場の日本人でも求められる場があり、仕事をつくることもできた。

私にとってベトナムでの仕事経験は世界を広く見渡せば自分が生きる(活きる)場はたくさんあるという原体験を得れたかけがえのない時間だった。

そんな自身の体験を凝縮して私ともう1人の現地コーディネーター川村泰裕、毎日エデュケーション社の3者で「チェンジメーカー留学inベトナム」というプログラムを2年以上前から実施している。

このプログラムの大きな特徴は日本語を学ぶベトナム人の大学生と日本人大学生が世界遺産の街フエを舞台に日本文化を発信する祭り(企画)をつくるという点だ。

そんなことが本当にできるの?と思う方もいるかもしれないが、今まで計5回全て無事に参加者たちは仕事をつくっている。

その際に私たちコーディネーターは集ったメンバーが持っている資源、今この町にある資源、日本、ベトナムという国が持っている資源など自分たちの資源とは何かを問い、最大限生かし実践につなげる支援を行っていく。

それらを通じて仕事をつくることの楽しさ、新たな自分の可能性の発見、日本だけではない海外で生きるという世界観を学ぶプログラムとなっている。

自分を変えたいと思う学生、ベトナムの国の熱気と可能性を感じたい学生、海外から見た日本の魅力を知りたい学生など今まで計32人様々な学生とベトナムで自分と日本に向き合う時間を過ごしてきた。

今年もこれからの世界をどう生き、どう働くか真剣に考えている学生と共にベトナムを縦断しながら語り学び合えることを楽しみにしている。(寄稿・チェンジメーカー留学inベトナム企画運営担当 唐津周平)


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