2013年3月、安倍内閣総理大臣はTPP交渉への参加を表明した。立場によっては参加の是非が問われるところではあるが、国内農業の行く末がTPPにおける論点の一つとなっている。

中米コスタリカでは、2009年にアメリカを含む中米諸国との自由貿易協定が発効され、農産物もそれに伴って自由に国を行き来するようになった。自由貿易協定において、日本の先を行くコスタリカ。同国の農家たちは、どのように自由貿易協定と向き合っているのか。JICAシニア海外ボランティアとして活動する、平井靖さんに話を聞いた。(オルタナS特派員=清谷啓仁)

取材を受ける平井さん

工業化するコスタリカ

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