この取り組みについて、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の中村伊知哉教授は、「時代の潮流に合ったプロジェクト」と評する。「過去15年で急速に情報社会に変わった。これからの情報社会で求められるものは、コミュニケーション力と創造力。デジタルには、『楽しい(自分でつくることで表現力・創造力が高まる)』、『つながる』、『便利』という利点があり、コミュニケーション力と創造力を磨くことに寄与できる。子どもたちが、友達とどうコミュニケートして、創造力をいかに発揮するのか楽しみである」。
車の枠を超えたブランディングは同車だけではない。2012年度「プリウス」を抜いて、車名別新車販売台数でトップになった「アクア」もそうだ。消費者、企業、社会が共に成長していくという意味で、「共成長マーケティング」という新戦略を掲げ、「AQUA SOCIAL FES!!」を展開する。
アクアの車名にちなみ、水をテーマにした地元の自然環境を保護・保全する一般参加型プログラムだ。2012年3月10日の高知県柏島での清掃活動から始まり、1年間をかけて全国50カ所の水辺の環境保護活動を展開する。ほぼ毎週末、地域のNPO、地元新聞社、地域の販売店、トヨタのスタッフが一般参加者と一緒に活動していく。
・ドリームリレー・ムービー by CREATE THE FUTURE PROJECT
・アクアの共成長マーケティングとは