地域活性化には、「ホームランはない」と話す。「上の世代から受け継いできたものを、下の世代に伝えていく。毎日、シングルヒットを積み重ねることが大切。自然体で自分の役割をまっとうする」(齊藤代表)

誰かに与えられた恩を、ほかの誰かに渡す「ペイフォワード」の精神が育った背景は、齊藤代表の生い立ちにある。「長崎の田舎町で育ったが、そこにはおすそわけの文化があった。漁から帰った近所のおじちゃんがマグロの切り身をくれたりする。すると、お返しに母親が手作りの金平ゴボウを渡す。この助け合いの精神が影響している」と話す。

宮崎では、人と比べることをしない時間を過ごせていると言う。「読書やジョギングなどで一人の時間を作れるので、ノイズに邪魔をされず、ゆっくりと自分と向き合える。自分とは何者なのか、考えられる。ここでの役割は、東京を捨ててはじめた気付いたものである」。


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