チェンジドットオルグでは、賛同した数だけ、決められた内容のメール文が事前に設定した相手に届けられる仕組みとなっている。今回設定した届け先は、安倍晋三内閣総理大臣だ。これまでに2400人が賛同しているので、2400通のメールが届けられていることになる。

このムーブメントの発起人である中郷氏とはどのような人物なのか。中郷氏は、2012年3月に慶應義塾大学理工学部を卒業。当初は大学院に進学する予定だったが、何か違うと感じ、進学はせずに、人生を模索するために様々な活動に挑戦する。東北へのボランティア活動やスカイダイビングなどを体験する。自身のことを「ふらふら2年生」と名乗る。「どこの会社ともいわゆる雇用は結んでおらず、自分の『好き』という気持ちで生きたいと考えている。大学を卒業してすぐ働くのではなく、人生もっとふらふらしていいのではないかと思っている」。

現在、公益社団法人「助けあいジャパン」にインターンとしてかかわっており、同団体のフェイスブックページの運用を担当している。同団体の復興支援情報サイトの年間PVは720万で、フェイスブックページの「いいね!」数も18000を超え、復興支援系の情報サイトでは国内トップクラスの発信力を誇る。

集める署名数の目標は10000人だ。中郷氏は「大学を卒業して、就職もせずにふらふらしていたぼくに残っていたのは、ジブリが好きという気持ちだけだった」と話す。「ネット上で活動を始め、今ではフェイスブックページに多くの『いいね!』がつくほどになった。『お疲れ様です』という意味でも、この賞をぜひ贈りたい 」と意気込む。

チェンジドットオルグでのキャンペーン

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