アプリムを率いるのは、水上寛之さん(千葉大学3年)だ。ウェブに興味があった水上さんは、大学1年の12月、同団体の運営に加わった。今大会のテーマを「ソーシャルグッド×マーケティング」に設定したことで、「モノが売れなくなった時代に、付加価値をつけることができるのか学生の力が試される」と話す。
「私たちが負債として抱え続ける社会課題をどうアイデアやクリエイティビティで乗り越えていくのかを考えたい。人間の本質的な欲求であったり社会の課題を発見して、課題を解決へとつなげるコミュニケーションを考える広告が社会課題に対してどのようなソリューションをつくり出すことができるのか、大変興味深い」(水上さん)
同団体の理念は、「新しいマーケティング手法に触れ、自らマーケティング手法を作る」だ。水上さんは、「マーケティングだけを勉強している学生にとって、ソーシャルグッドは未知の領域であり、逆もしかりだ。メンバーと熱い議論を交わし、この1カ月間は、あっという間に過ぎるだろうが、疾走感を楽しんでほしい」と期待する。