ソフトバンクモバイルはスマートフォンアプリ「ゲームで学べる手話辞典」を提供開始した。ダウンロードはAppStoreで2月6日から始まっており、無料で始められるが、課金して単語数を増やすことも可能だ。スマートフォンで簡単に取り組めるので、手話の普及の手立てとして活躍が期待される。（オルタナＳ編集部員＝佐藤理来）

アプリ画面。360度好きな位置から手話を確認できる

ソフトバンクでは利用者の多様なニーズに応えるため、「手話カウンター」をソフトバンク渋谷への併設や手話教室の開催などの取り組みを行っていた。今回のアプリ作成もその一環だという。

本アプリは「学ぶ」と「遊ぶ」の2部構成になっている。「遊ぶ」メニューのゲームはRPG仕立てになっており、主人公がする手話に対して正しい答えを選ぶとモンスターへ攻撃される。

「学ぶ」のメニューでは、「単語辞典」と「シーン別例文集」の2種類の辞書が用意されている。フリーワード検索やカテゴリ選択で単語を選んで知りたい単語を学習。手話の様子は3Dアニメーションで表現されており、角度や速度を調整しながら確認できる。

「接客用語集」や「専門用語集」などの追加辞書で学ぶには400円ごとの課金が必要だが、プリインストールされている「簡単な日常会話集」だけでも約1400語を収録と、充実した内容。収益の一部は聴覚障害者支援団体などへ寄付される。

紹介動画はこちら：
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=cl5BYNZwBGg