原料の調達や製造過程などに社会性や倫理性を持たせたエシカルファッションに特化した専門学校が5月10日、一日限定で開校する。講師には、ファッションジャーナリストの生駒芳子氏やピープル・ツリーのサフィア・ミニー代表らを揃え、「フェアトレード」や「オーガニックコットン」「エシカル消費」などを専門家から学べる。全24講座で、座学だけでなく実習もある。(オルタナS副編集長=池田真隆)

元marie claire(マリクレール)編集長でファッションジャーナリストの生駒芳子氏

この学校を企画したのは、デニムブランド「Lee」を手掛けるリー・ジャパンと児童労働問題に取り組む認定NPO法人ACE(エース)だ。開校する5月10日は、世界フェアトレード・デーでもあり、語呂を取って「コットン」の日でもある。

講座は3種類に分かれる。フリーアナウンサーの末吉里花さんやエシカル消費の研究を行う大和総研の河口真理子主席研究員ら多彩なゲストが講師を務める「講義」。塗り初めや糸紡ぎなどを体験する「実習」、ファッションショーや映画で視覚的にエシカルを感じる「視聴覚」だ。

実習は各講座で参加費(500円~)が掛かるが、講義と視聴覚は無料だ。エシカルに携わる専門家や実践者が一同に介し、一般消費者にエシカルファッションを広める。

日時:2014年5月10日(土)10:00~18:00 
会場:IID世田谷ものづくり学校(所在地:東京都世田谷区池尻2-4-5)
   田園都市線「三軒茶屋」より徒歩15分~20分
会場の「世田谷ものづくり学校」の各教室で開催される授業に
自由に参加いただけます(事前申込不要)

エシカルファッションカレッジ 公式サイトはこちら