一般社団法人日本自動車連盟(JAF、矢代隆義会長)は11月10日、信号機のない横断歩道での一時停止率について都道府県別に調べたところ、長野県が41%で最も高かったと発表した。全国平均は7.6%で、長野県であっても、一時停止率は5割に達していない。この結果を受け、JAFでは、「Omoiyalty Drive(思いやりティ ドライブ)と称したキャンペーンを始め、一時停止を呼びかけている。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

思いやりのある優しい運転を呼び掛ける

思いやりのある優しい運転を呼び掛ける

JAFは8月15日~9月1日の期間に、各都道府県2カ所ずつの全国94カ所で、信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両約1万台を対象に調査した。その結果、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車はわずか757台(7.6%)。調査をした94カ所のうち、半数以上にあたる48カ所で停止率が5%未満だった。

このほど、この調査の結果、最も一時停止率が高かった長野県において、再度詳細に調べた。長野県での調査は、長野市内の8カ所の信号機を調べた。8カ所の信号機で一時停止した平均の割合は41%だった。

道路交通法では、「横断歩道を歩行者もしくは自転車が渡ろうとしている時に限り、一時停止しなければならない」と定めている。この事態を受け、JAFでは、「思いやりのある優しい運転」を心がけるよう啓発キャンペーンを始めた。特設サイト「Omoiyalty Drive」を立ち上げ、賛同者には、ナンバープレート風のオリジナルサンクスカードをプレゼントする。

・Omoiyalty Driveはこちら

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