映画の感動を伝えたいのに、うまく言葉にできない-。そんなもどかしさを感じたことはないだろうか。映画合同会社カプリコンフィルムは、2日から「映画ライター講座」を開催している。全14回の講座が目指すのは、プロのライターの養成というよりも映画批評、映画エッセイ、ブログやツイッターに至るまで、「映画について考え、書くこと」ついて掘り下げることだ。(オルタナS特派員=山中 康司)

フィルムの仕組みから映画の歴史まで、千浦氏の丁寧な説明に参加者は耳を傾けた

2日に開かれた第一回の講座では、オーディトリウム渋谷支配人であり映画感想家でもある千浦僚氏を招き、映画史・映画批評史についての講義がひらかれた。「型にはめるのではなく、楽しく、幅を広げて他の人に伝えることができたら」という千浦氏の声に、集まった17人の参加者は熱心に耳を傾けた。

映画についての文章を誰でも気軽に書けるようになった今、「感動した」「面白かった」から一歩踏み込んで、「考えて書く」ことで、新しい映画との付き合い方が開けてくるかもしれない。

講座の基礎編の受講は締め切っているが、1講義2千円で3回まで、各回のみの聴講生を募集中。3回以上の聴講で通常の授業料となる。実践編や7月スタートの配給・宣伝コースは受講者募集中だ。詳細・申し込みはシネマキャンプHPにて。

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