三菱自動車のアイミーブ、Mグレード


スマートグリッド構想に合わせて、駆動用蓄電池(バッテリー)を掲載したハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、電気自動車をつなぎ合わせて巨大な蓄電装置として活用する構想に期待が集まっている。

国内では経済産業省が「次世代エネルギー・社会システム実証事業」を開始した。電気の有効利用や、再生可能エネルギーの活用、交通システムの効率化などを複合的に組み合わせ、地域単位で「次世代エネルギー・社会システム」の実証を行う。

燃料自動車も注目が集まる。バッテリーに蓄電できる電力量が他の電動車両の数倍であるからだ。今年始めには国内の大手自動車メーカーと水素供給事業を展開するエネルギー企業が共同で「水素スタンドの整備を開始して、2015年には市場に燃料自動車を投入していく」と発表した。

社会インフラ整備や法律の整備などがこれからの課題だが、今後の行方に注目したい。(オルタナS特派員 池田真隆)