東京ガス用地開発(東京・港)は7月22日、各界の若手有識者が新豊洲エリアの街づくりに対して、スポーツとアートを切り口に意見交換をする「第一回TOYOSU会議」を開催した。識者として登壇したのは、元陸上選手の為末大氏やパラリンピック陸上選手の高桑早生選手ら6人。司会を務めた為末氏は、「パラリンピックがおもてなしの心を育む大きなきっかけとなる」と話した。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

為末大氏(写真左端)が司会を務め、スポーツとアートをテーマに識者が集まった=22日、がすてなーに ガスの科学館(東京・江東)で

為末大氏(写真左端)が司会を務め、スポーツとアートをテーマに識者が集まった=22日、がすてなーに ガスの科学館(東京・江東)で

同会議では、ロンドンで開催されたオリンピックやパラリンピックに倣って、2020年の東京オリンピック、そして、新豊洲エリアのスポーツの関係とライフスタイルについて意見が交わされた。司会を務めた、為末氏は、「心のバリアフリーこそが、本物のおもてなし。パラリンピックがおもてなしの心を育む大きなきっかけになる」とコメントした。

高桑選手は、「日本には、障がい者はスポーツをしないという先入観が残っている。まずは競技場に来てほしい。障がい者だから持つマンパワーを見て感じてほしい。勇気を与えられるヒーローになれるようにがんばります」と6年後に向けて抱負を語った。