エシカルコスメメーカーのラッシュは10月4~5日、初の野外イベントLUSH LIFE PARK 2014を東京ミッドタウンで開催した。自然エネルギー100%で運営する、グリーンなイベントだ。4日のトークショーではタレントの杉本彩さんが登場。動物と人とが共存する未来のためには、主体的に選ぶ賢い消費者になることが大切だと説いた。(オルタナS編集部=佐藤 理来)
動物実験反対は11ある「ラッシュの信念」にも含まれる理念だ。署名運動などのキャンペーン活動、草の根団体の支援、そして動物実験をする団体とは取引をしないエシカルバイイングという形で取り組んでいる。トークショー登壇者の杉本彩さんは、美のために小さな命が軽んじられることに疑問を感じ、動物愛護団体Evaを立ち上げた。
「動物実験が廃止されていないことや、いまだペットの生体販売が主流であること、動物の置かれた環境を考えると、日本はまだまだ未熟な社会というしかありません。弱いものに優しくない社会は、誰にとっても住みにくい。人と動物が幸せに生きられるような成熟した社会を目指したい」(杉本さん)
安全確認のために動物実験が必要ということは、裏を返せばそれだけ危険な薬品を使っているという意味でもある。一つひとつ背景を、当たり前と思わずにきちんと考えて、モラルある企業を選んでほしいと杉本さんは言う。
「持続可能な未来のあり方を共有する」というコンセプトで行われたこのイベントでは、ワークショップなどを通じて様々な理念が共有された。紙のフェアトレードを目指す「バナナペーパー」の工作体験や、動物実験に関する簡単パネル展示など。会場の電源を賄うための太陽光パネルや発電バイクが並んでいた。
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