SEED TO CUP(シードトゥカップ、大阪)は10月27日、コーヒー豆の定期購入型キュレーションサイトを立ち上げる。同サイトで取り扱う豆は、すべて国際品評会で80ポイントを獲得した世界最高峰のもの。購入者の嗜好を記録することで、好みの豆に出合うことを可能にする。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
同社が立ち上げるキュレーションサイトの名称は、「CanvasCoffee(キャンバスコーヒー)」。定期購入を繰り返すことで、好みにあったコーヒーが分かる仕組みになっている。
購入者は、まず、「ミルク」「ストレート」「おまかせ」の3種類から好きな味を注文する。選択した嗜好に合った2種類(100g)と同社おすすめの1種類(200g)の豆が届けられる。その3種類の豆から好きな豆を選択すると、翌月には、新たにセレクトされた豆が3種類届く。これを繰り返すことで、好みにあった豆と出合うことを可能にする。
コーヒー豆の好みを的確に把握できている人は多くいない。同社調べでは、3500人中80%が「酸味が少ないもの」を希望していたが、実際に購入しているものは「酸味が少ないもの」ではないことが分かった。この原因を、同社の八木俊匡社長は、「コーヒーは飲んでみないと分からない。豆の見ためや匂い、手触りだけでは、たとえ腐っていても分からないから」と話す。
同社は、「おいしさ基準の公正な取引」をすすめる。同サイトで販売していくコーヒー豆は、カップオブエクセレンス・国際品評会で80ポイントを獲得した厳選豆のみを使用する。高級豆のブルーマウンテンは70ポイント以上なので、それに相当する豆もしくはさらに高品質の豆を販売する。
コーヒー豆の仕入先は、アジアや中南米など15地域に及ぶ。フェアトレードで購入する。生産者と話し合いのうえ、支払い額を決め、先払いする形だ。
同サイトでの定期購入は毎月3000円と5000円の2種類。3000円だと、毎月100gが2種類と1種類の200gの豆が届き、5000円だと、200gが2種類と1種類の400gの豆が届く。同サイトで、3年で会員10000人、売上5億円を目指す。
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