野村総合研究所(以下NRI)は、大学生、留学生、高校生を対象にした「NRI学生小論文コンテスト2015」を開く。同コンテストは2006年から毎年開催しており、今年で10回目。同社のCSR活動として展開し、小論文を通して日本と世界の未来を考えるきっかけを若者につくっている。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

2014年度の論文発表会・表彰式の様子

2014年度の論文発表会・表彰式の様子

NRIグループでは、社会貢献活動のひとつとして、「次世代の社会を担う人づくり支援」を推進している。このコンテストは、これからの社会を担う若者に、「日本や世界の未来に目を向け、自分たちが何をなすべきかを真剣に考え、実現のための具体策を提案してもらうこと」を目的としている。

今年のテーマは、「2030年に向けて-『守るもの』、『壊すもの』、『創るもの』」。今から15年後の2030年代は、現在学生である層が社会の中核となって活躍する時代。同社は、彼ら自身が、自分たちの未来を自ら切り拓いてほしいという考えで、このテーマを設定した。

豊かな社会をつくるためには、何を「守り」、「壊し」、「創っていく」のか、自身の知識や実体験に基づいた独自の観点から、革新的な提案が期待される。

同コンテストの運営には、200人以上のNRIグループ社員が参加する。社員は、母校を訪問し、後輩に応募の呼びかけなどを行う。

2014年度のコンテストの一次審査には、NRIグループの有志社員約150人が参加し、論文発表会には、社長を含む約60人の役職員が参加した。プレゼンテーションを聞いた感想や、アドバイスをメッセージカードに記入し、入賞者一人ひとりに渡した。

同コンテストでは、高校生、大学生、留学生の3部門がある。応募期間は、7月1日から9月5日(大学生・留学生の部)14日(高校生の部)。字数は、高校生ぶ部が2500~3000字で、大学生・留学生の部が4500~5000字。高校生の部の大賞には、賞金30万円が、大学生・留学生の部の大賞には賞金50万円が贈られる。

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