貧困や紛争の解決に取り組むNPO法人グッドネーバーズ・ジャパン(東京・大田)は11月30日、浜松町から東京タワーまでの約2キロを10リットルの水を運びながら歩くイベントを行う。同イベントは、アフリカのチャド共和国に井戸を設置するためのファンドレイジングが目的。定員120人を募集している。(今一生)

井戸 for チャド~I do for Chad~ 10Lチャレンジ ウォークのイメージ図

井戸 for チャド~I do for Chad~ 10Lチャレンジ ウォークのイメージ図

同団体は2014年12月、創立10周年を迎える。これを記念し、11月30日、創立記念パーティを開催するとともに、15:00~16:00の間に浜松町から東京タワーまで約2kmの距離を10リットルの水を運びながら歩くイベント「井戸 for チャド~I do for Chad ~10Lチャレンジ ウォーク」を実施する。

アフリカのチャド共和国に井戸を設置するためのファンドレイジング(資金調達)イベント。参加者は毎日井戸や水場まで水汲みに歩く途上国の人々の生活の一部を体験する。この体験で安全な水にアクセスできることの大切さを知ってほしいという。現在、定員120名を同NPOの公式サイトから募集中だ。参加費は1500円。

同団体がこれまでチャドで井戸を設置した経験上、1つ作るのに約30万円かかる。同団体広報部・飯島史絵氏は、「30万円を調達するには、10Lチャレンジウォークに100人、その後の記念パーティー(羽田空港で開催)に100人の参加者が必要」と話す。

金額や受益者の数は現地での水質調査や設置する村によって増減するが、現地では既に候補地は決めており、着工次第、同団体の公式サイトで発表するという。

当日は、軍手など汚れても良い手袋を持参し、汐留ビルディング前(JR浜松町駅北口・都営浅草線大門駅B1出口より徒歩3分)に集合する。2、3人で一組となり、10Lの水を運ぶが、1人で参加の場合、団体側で組を作ってくれる。

水を運ぶためにNPOから提供されるポリ容器は、防災グッズとしても使えるため、自宅に持ち帰れる。「参加者のみなさんには、このウォークで水を運ぶ様子をスマホからSNSへ投稿してほしい。ルート途中のお寺やゴールの東京タワーで写真を撮って投稿するのも良い」(飯島氏)

WHO(世界保健機関)によると、世界では8秒に一人、子どもがきれいな水を得られず命を落としているという。

◆井戸 for チャド~I do for Chad ~10Lチャレンジ ウォークの公式サイトはこちらから

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