「『エシカル男子の会』をつくる会」は11月30日、団体の立ち上げを記念したカンファレンスを行う。当日は、労働・子育てジャーナリスト、LGBT団体代表、エシカルファッションの起業家らが登壇。ソーシャルな活動に取り組み、いかにして、0から1の状態まで成長させたのかを話し合う。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
当日のパネルディスカッションでは、労働・子育てジャーナリストで厚労省「イクメンプロジェクト推進チーム」に所属する吉田大樹氏、LGBT成人式を全国で展開する特定非営利活動法人Rebit(リビット)の薬師実芳氏、大手広告代理店でのコピーライターを経て、エシカルセレクトショップ「VEGANIE(ヴィーガニー)」を設立した竹迫千晶氏、そして、筆者が登壇。ファシリテーターは、同団体発起人・稲葉哲治氏が務める。
アイスブレイクは、コンゴ支援につながる「メロンパンフェスティバル」を主宰した平井萌さん(専修大学法学部3年)が担当。
同イベントを主催した、稲葉氏は普段は人事人材コンサル会社で働く会社員だが、仕事の前後や休日はほぼ、NPOやソーシャル・ビジネス事業者を手伝うプロボノ活動をしている。プロボノとは、自身のスキルを非営利活動に生かす働き方のことで、経営学の権威ピーター・ドラッカーがこれからの生き方の一つとして提唱したもの。同イベントのテーマは、「0から1」だが、これは稲葉氏自身の経験から思いついたものだ。
稲葉氏の働き方は少数派である。出勤前の朝7時からプロボノ活動としてMTG、その後出社し、終わり次第、朝とは異なる団体の活動を手伝う。休日も、プロボノ団体主催のイベントの手伝いや書類整理など、休みらしい休みを取らないで活動している。
「利益につながらないのになぜそこまで」と、稲葉氏のこのような働き方に、周りは理解を示さなかったという。この原体験から、同イベントでは、0から1にした経験者を集め、これから0から1に取り組もうとしている人とつなげることを狙った。つなげることで、今はアウェイの環境にいる人でも、解決の糸口を見つけられるかもしれないと期待する。
同イベントの定員は30人で、老若男女誰でも参加できる。
【「『エシカル男子の会』をつくる会」ローンチカンファレンス】
とき:11月30日(日)18:00~20:30
ところ:kurkku home (〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 2-18-21:最寄原宿駅)
【内容】
●アイスブレイク
・メロンパンフェスティバル 平井萌 様
http://alternas.jp/joy/date/54457
●プレゼンテーション 「『エシカル男子の会』をつくる会」を作るワケ
・発起人 稲葉哲治&吉野庫之介
●パネルディスカッション「ソーシャルな働き方で0→1を創る」
<パネラー>
・労働・子育てジャーナリスト/厚労省「イクメンプロジェクト推進チーム」等:吉田大樹 様
・特定非営利活動法人ReBit 代表:藥師実芳 様
・株式会社Veganie 代表:竹迫千晶 様
・オルタナS 副編集長:池田真隆 様
(ファシリテーション 稲葉)
●その他、みなさまのイマジネーションを刺激するコンテンツ
【参加人数】30名程度
【対象】老若男女LGBT
・「エシカル男子」という言葉にピンときた方どなたでも!
【参加費】1,000円(ワンソフトドリンク&小腹満たし付き)
※ドリンク2杯目からは500円
【申込】https://www.facebook.com/events/371605509674415/