オープンイノベーションで山梨県北杜市小淵沢の耕作放棄地問題を解決するプロジェクトが動き出している。発起人は、同市に支社を持つグリーンティ(東京・世田谷)で、同社は休耕地に、太陽光パネルと農地、福祉施設を揃えたエコビレッジをつくる計画をしている。後継者不足が叫ばれる中山間地域の農の復興へ、山梨県出身者の協力を求めている。
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こんにちは。私は阿部千瑛と申します。グリーンティでオープンイノベーション企画の責任者を務めています。私がグリーンティに入社したきっかけは、農業の復興支援に携わりたいと思ったからです。前職では食品メーカーで営業を担当しておりました。
その頃、農家の高齢化・後継者不足は話題にはなっておりましたが、ついに契約していた生産農家の高齢化・後継者不足により国産の原料を使用した商品が生産できず、海外産原料への切り替えを余儀なくされてしまう体験をしました。
そのような経験から、「できた商品を販売すること」より、「原料を作ってくださっている農家の方々の手助けを行いたい」と思っていたところで、グリーンティと出会い、入社を決めました。
山梨ネットワークで農業復興
この小淵沢エコビレッジ計画はまだ始まったばかりです。私たちの想いは山梨県の再生エネルギーを使用した農地の復興です。まずは私たちのコンセプトに共感していただける方々のご協力を募集しております。
山梨県に関する情報を募集しております。例えば、小淵沢での農作物の栽培はこの品種が適しているということやウェブの開発など現地にいなくても参加して頂けます。もちろん現地に来ていただいて大自然のもとでの作業も大歓迎です。
オープンイノベーションでこのプロジェクトを進める意義は、社内の人間だけで話し合っていても本当によいアイディアは生まれないからです。
同じコンセプト(山梨県の再生エネルギーを使用した農業の復興)を共感して頂ける方々の知識や才能をいただくことで、より小淵沢エコビレッジ計画をより良いものにしていきたいと考えております。
特に弊社も山梨県北杜市を中心に展開している会社として山梨県出身者の方々を募集しております。山梨県出身者でしかわからないコアな情報など頂けたら幸いです。