アムネスティ・インターナショル日本は2015年1月24~25日、映画祭「アムネスティ・フィルム・フェスティバル」を開催する。この映画祭では「今日、映画を観る自由があった―」というコンセプトで、言論の弾圧や、性的マイノリティーへの差別などをテーマにした8本のドキュメンタリー作品が上映。日本では、「観たい映画がみれたり、表現の自由があったり」と自由な暮らしが許されているが、海外には「言論の弾圧があったり、自由な恋愛ができない」など人間の尊厳を奪われ不自由な暮らしをしている人がいる。(早稲田大学高野ゼミ支局長=石黒 真彩・早稲田大学文化構想学部2年)

この映画祭を主催するアムネスティ・インターナショナルは、1961年にロンドンで発足した世界最大の国際人権NGOであり、1977年にはノーベル平和賞を受賞した。アムネスティ日本は1970年に設立、2011年に公益社団法人となった。

上映作品の「禁じられた声」は、政権批判の言論が厳しく弾圧されるイランやキューバ、中国で、弾圧されながらもインターネットを通じて真実を発信し続ける3人の女性活動家を描いた。「Call me Kuchu」では、ウガンダで同性愛者に重い刑を求める法案を阻止しようと社会と闘い続けた人々の勇姿を収めた。

その他にもパレスチナ難民キャンプで育った監督が難民キャンプを描いたものなど、上映機会の少ない珠玉の作品がラインナップされている。

見たいものを見る、言いたいことを言うことが当たり前の環境にある日本人にとって、それが当たり前ではない生活は「見えにくい」。この映画祭は、日本や世界で今何が起こっているのかを知り、共に考えていくきっかけとなることだろう。

【アムネスティ・フィルム・フェスティバル】
とき:2015年1月24~25日
ところ:ヤクルトホール(東京・港 ヤクルト本社ビル)客席550席
入場料:前売り 2日券:3700円/1日券:2500円/当日:2700円 *学生割引あり
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