ソーシャルリクルーティング(東京・渋谷)は3月10日、社名変更し「ポート株式会社」となると発表した。変更日は3月16日で、同日に社屋も西新宿に移転する。同社は創業4年目で、社名変更を機に、ミッションも変えた。これまでのリクルーティング事業からバーティカルメディア事業に力を入れる。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

ポート株式会社のロゴ

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社名を「ポート」にした理由を、同社の春日博文代表取締役CEOは、「人々が期待を寄せて集まる港をイメージした」と話す。
同社では、キャリア・旅行・メディカルに特化したバーティカルメディア事業に取り組んでおり、同メディアでO2O型のビジネスを展開している。

同メディア事業を強化するため、昨年6月、金額は非公開だが数億円の資金調達をした。キャリアに特化した、「キャリアパーク」は、就職活動生や若手社会人を中心に読者数200万人を超え、今年に入り単月で売上数千万円を達成した。同メディアでは、転職イベントや説明会情報を無料で掲載し、1人送客することで収入を得ている。

今後は同社のミッションを、「アジアNo.1リクルーティングカンパニーを創る」から、「世界中に、アタリマエとシアワセを。」に変え、新たなバーティカルメディアを立ち上げる構想を持っている。

春日代表取締役CEOは、バーティカルメディアを運営するには、3つの点を気にかけているという。1つは、「情報速度が遅いもの」。たとえば、就職活動のノウハウは1年前も5年前も大きな変化はない。

そして、2つ目は、「客単価が高いもの」。記事広告を営業して獲得するのは、月によって成果のバラつきがある。そのため、定期的な収入を得るために、O2O型をとった。1人送客するごとに、客単価が高い分野のメディアを運営している。

最後の3つ目は、「スマートフォンですべて完結するもの」。スマートフォンで記事を読み、そのままクリックすれば、申し込める仕組みにこだわる。

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