「マイノリティーのエンパワーメント」をテーマに、アジアの地方に隠れている才能や資源を生かしたブランド構築のロールモデルづくりをするEDAYA(エダヤ)は、フィリピンの山岳先住民族「カリンガ」の世界観を発信することを通じて、「個人」と「社会」のつながり(関係性)を見つめ直す展覧会「『わたし』と『社会』のリ・デザイン展 -EDAYA JOURNEY展vol.2-」を5月31日~6月7日の8日間にわたって開催いたします。(「『エシカル男子の会』をつくる会」=稲葉 哲治)

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「EDAYA JOURNEY 展」は、フィリピンの山岳先住民族「カリンガ」のアイデンティティ確立をサポートするために調査・ワークショップ等を行う「EDAYA JOURNEY プロジェクト」の一環として開催するものです。

オープニングイベントの様子

オープニングイベントの様子

2回目となる今回は、今の「わたし(個人)」と「社会(世の中のあり方)」の関係性を見つめ直すことをテーマに、カリンガ族約50名へのインタビューから見える「カリンガの世界観」の展示や、様々な分野で活躍する多彩なゲストを迎えたトークイベントなどを行います。

■本展の見どころ
●フィリピンの山岳先住民族「カリンガ」約50 名への取材映像・写真
●多彩なゲストを迎えての日替わりイベント
●カリンガの一人・エドガー氏(EDAYA・共同代表)とつくる「竹楽器ワークショップ」
その他、失われつつある「カリンガ」の生き方にインスピレーションを受けたデザインと、その土地に受け継がれてきた精緻な職人技のコラボレーションによるジュエリー、また竹楽器の展示・販売も行います。

■開催概要
会期:2015年5月31日(日)〜6月7日(日)(8日間) 11:00-18:00
※日替わりイベントの開始時間については別紙をご覧ください。
会場:六本木ストライプハウススペース(東京都港区六本木5-10-33)
入場料:無料(日替わりイベント、ワークショップは有料)
主催:EDAYA JOURNEY 展実行委員会
共催:六本木ストライプハウスギャラリー
H P:http://edaya-journey2.strikingly.com

【日替わりイベント概要】
■6月1日(月) 18:00開場 18:30~20:30 アフリカに出会って考えたー私と社会のつながり
アフリカと自分たちなりのやり方で関わってこられたお三方をゲストにおよびし、クロストークを行います。まずは、「アフリカに、心奪われる瞬間をプロデュース」をコンセプトに活動されているSalmonsより、森田氏と安村氏。「途上国の「ヒト・モノ・コト」をソーシャルシェア」をミッションに掲げるシェアトレードより越出氏。本イベントでは、アフリカ社会という切り口から、日本や自分たちのことまで考えることができるような、そんな時間を生み出すことができればと思っています。アフリカンなスイーツをいただきながら、日本からアフリカへ、そしてアフリカから日本へ、思考の旅を一緒にしてみませんか。
http://edayajourney2-2.peatix.com

■6月2日(火) 18:00開場 18:30~20:30 企業人兼発明家 古賀氏の社会へのまなざし
ゲストの古賀氏は、長年ANAの航空機の整備に従事し、ご自身の少年時代からの夢であった「音の出る植物」の概念を植物スピーカーの発明という形で実現され、特許も取得されています。本イベントでは、そんな古賀氏がどのように、ご自身と仕事、発明、を結び付け、社会との結びつきを考えてこられたかをご紹介いただくとともに、発明品である植物スピーカーのデモンストレーションも行います。
http://edayajourney2-3.peatix.com

■6月3日(水)18:00開場 18:30~20:30 無形文化に携わる3者からの地域社会の現代的課題への提案 〜日本からアジアへシェアすべき知恵とは?~
本イベントのゲストは、伝統芸能の道具ラボ主宰田村氏と全日本郷土芸能協会職員かつ行山流舞川鹿子躍伝承者である小岩氏。2013年の第1回EDAYA JOURNEY展でも大好評であったトークショー念願の第2回目の開催です。(第1回の様子はコチラをご覧ください。) 今回も、フィリピン、東北、歌舞伎と能(固有の土地をもたない)と異なる立場から無形文化に携わる3者がそれぞれの立場からダイナミックなトークを広げる構図はそのまま、今回は終着点として、地域社会の現代的課題の解決を設定し、そこに向かってディスカッションを繰り広げます。
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■6月4日(木) 18:00開場 18:30~20:30 学生が、アジアで広めたリ・デザイン‐学生目線で感じた世界に生きる人々の個人と社会の関係性
日本からアジアに赴いて活動をしてきた学生たちは、どのような「わたし」の想いをもって現地に行き、その活動のなかでどのように人々と関わり、「社会」に何を投げかけたのか。それぞれの活動や想いを学生たちにプレゼンテーションしていただき、その成果や課題を、きてくださる観客のみなさまとシェアします。さらに、アジアで地に足のついた取り組みを実践している素晴らしい方々を審査員として迎え、コメントやアドバイスをいただくとともに、会場を交えたクロストークから、私たちと社会とのよりよい関わり方を探ります。
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■6月5日(金) 18:00開場 18:30~20:30 アラブ音楽Night -アラブヴァイオリン奏者&歴史研究 木村氏の社会へのまなざし
本イベントのゲストは、アラブヴァイオリン奏者の木村伸子氏。演奏家でもあり、アラブ音楽や歴史の研究をされていらっしゃいます。その2つの立場を通して、氏がどのように音楽と向き合い、それを通してどんなメッセージを世の中に投げかけようとしているのか、本イベントを通してじっくり伺うことができればと思っています。イベントでは、氏のプレゼンテーションに続き、フィリピン カリンガ族の伝統竹楽器の記録や次世代への継承も行うEDAYAより代表の山下との対談も行います。伝統と変化。伝統的な音楽も時代と共に変化し続けています。でも、その中の何を大切にし、どう世の中に伝え、届けていくのか。難しいテーマだからこそ、時間をかけて氏の考えを伺うとともに、深くテーマを掘り下げた対談をできればと思っています。なお、当日は演奏もしていただきます。
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■6月6日(土) 12:30開場 13:00~15:00 女子大生起業家がビジネスを通して社会に伝えたいこと
本イベントのゲストは、女子大生起業家の城宝薫氏。大学に通いながら、昨年「株式会社テーブルクロス」を設立し、代表取締役社長に就任。飲食店を予約すると人数分の給食を途上国のこどもたちに届けることができるアプリ「テーブルクロス」を制作し、2015年3月正式にリリースされました。そのパワフルな活動の裏の素顔「わたし」に迫るとともに、そんな彼女がどのようにビジネスを通じて「社会」とコネクトしようと考えたか、展覧会全体のコンセプトである「わたし」と「社会」のリ・デザインのコンテキストにのせつつ、ここでしか聞くことのできない深い話も伺うことができたらと思っています。
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■6月6日(土)15:30開場 16:00~18:00 オープンデータ×エシカル -データをとおして社会とつながる-
本イベントでは、テクノロジーやオープンデータを活用した社会の課題解決や地域活性につい て、国内外の事例から 学び、ワークショップ形式で参加者のみなさんとイノベーションを起こす方法を一緒に考えます。オープンデータとは、保有するデータを、機械可読な形式かつ二次利用可能なルールで広く公 開することです。「公開」という視点ではなく、「利用」という視点でとらえることで、例えば、“エシカル”なファッション産業であれば、透明性向上やブランドへの信頼を高 めるだけでなく、新しい価値創造が期待されます。EDAYAは、本展覧会を通じて、いわゆる“エシカル”な分野で活動する人の間では、おそらく初となるオープンデー タへの試みに挑戦します。
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■6月7日(日) 13:30開場 14:00~16:00 ネパールへ届け!私の想い、音楽とともに。
展覧会最終日のイベントはネパール地震の被災地へ想いをはせる特別版です。ネパールへ関わりのある方をゲストにお呼びし、展覧会のテーマである社会とご自身の関係性を、ネパールという国と触れることでどう紡いでこられたかということをお話いただくのは、もちろんですが、大きな災害がおきてしまったこの国へ、少しでも多くの方に思いをむけていただけるように、被災地の状況を教えていただいたり、鎮魂の音楽の中で被災地へ思いを向ける時間を設けたりしたいと思っています。
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