日本ルワンダ学生会議では年に2回の本会議を通して、日本とルワンダの学生が共同生活をしながら、各地でフィールドワークや学生会議、一般市民を巻き込んだ交流イベントなどを行うことで両国の草の根レベルの相互理解を促進している。
第13回目となる今回は日本が戦後70年を迎える節目の年。そして日本の戦後復興を世界にアピールすることになった1964年の東京オリンピックから51年が経つ。ルワンダでは大虐殺が起きてから21年目。負の歴史を継承しつつも、現在は急激な経済成長下にあるルワンダにとって戦後の復興を遂げた日本は1つのロールモデルにもなり得る。
これからの東京はなにを目指しているのか。2020年に開かれる東京オリンピックを前にルワンダから来た留学生4人、日本人学生8人とともに、東京オリンピック・パラリンピックの推進本部事務局の内閣参事官補佐である西村二郎さんからお話を伺った。
西村さん自身、東京オリンピックに関わる前は30年以上外務省に勤務していた。その間ドイツやスイス、韓国など海外にも長く滞在していたが、ジンバブエのハラレで2年勤務したのが途上国では唯一だったという。「初めてだっただけれどハラレでの生活はとても面白かった」とルワンダの学生に語りかけていた。
■課題は暑さ対策