2015年8月30日、ここは山梨学院大学和戸ラグビー場。私たちは青山ゼミのグループ活動の一環として大学生4人でかえでラグビースクールさんのラグビースクールにボランティアで活動に参加した。(ちなみに対象は幼稚園児から中学生まで)この日はラグビーが出来るのかと思わせるほど雨が降っていた。グラウンドには水たまりがあったが、かえでラグビースクール校長(喫茶店のマスターでもある)の望月大和さんの「よし、やるぞー!」の掛け声で園児、小学生、中学生がベンチから勢いよく飛び出していった。水たまりなど気にもしない。私たちも中学生の横に並んで自己紹介を行った。一緒になってウォーミングアップを行ったがヘトヘトになり運動不足を痛感した。(山梨学院大学青山ゼミ支局=鈴木 雄大・山梨学院大学現代ビジネス学部3年) 

かえでラグビースクールでラグビーをする子どもたち

かえでラグビースクールでラグビーをする子どもたち

ウォーミングアップ終了後に私たちは中学生と一緒にラグビーをすることになり場所を移動した。移動中に新しく入会してきた兄弟の紹介をしていた。自己紹介が終わり、大和さんが「仲良くしてな、みんな!」と言うと、子どもたちは「よろしく!」「かっこいい名前だね」などフレンドリーに誰とでも隔たりなく話していて、その仲良くできる姿に温かい優しさを感じた。

そして私たちは小学校高学年と中学生の男子グループとコーチ陣に混ざりラグビーの基礎的な練習を行った。その練習中にコーチ陣が子どもたちの名前を大きな声で呼んで指導をするという光景が何度も見られた。「お前」や「おい!」という言い方ではなくしっかり名前を呼んでその子の元に行き指導やアドバイスを与える姿はどこか「父親と息子」を重ねることができた。またコーチと子どもたちとの距離をほとんど感じられなかった。それだけお互いを信頼し合い共に汗を流しながらラグビーを真剣に時には笑いもありながら取り組んでいる。

3時間ほど練習を行い、私たちは最後に園児のグループとボールを使った鬼ごっこを行った。ボールを当てられたら鬼になるというルールであったが園児は笑いながら全力で追いかけボールを当ててくる。私たちは歩いて逃げていたが、「罰ゲーム」なるオプションが付いた途端に全力で走って逃げ、ボールをかわし、当てられたら全力で・・・では無いが園児にボールを優しく当てた。そんな鬼ごっこの時間が流れていくうちにいつしか私たちも鬼ごっこを楽しんでいた。園児とあんなに楽しく笑いながら遊んだことあったかなと過去を遡ってみたが随分と昔の記憶になってしまう。

体験が終了し解散する際にコーチの方から「今日はありがとう!」や「また一緒にラグビーやろう」など多くの声をかけて頂いた。ゼミのグループ活動の一環として来たつもりが終了後にはかえでラグビースクールの「仲間」になっていた。

ここまで読んでくださった方々、どうだっただろうか?実はここに通う生徒やコーチはラグビー未経験者が多いため初心者でも安心してラグビーを楽しむことが出来る。

・・・興味が湧いてきた?ならばかえでラグビースクールを体験してみてはどうだろうか?スポーツの楽しさや良さを知るきっかけ、みんなで汗を流すことの気持ちよさを感じ、新たな友達と出会える場所になるかもしれない。

かえでラグビースクール 
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