中国やアジア諸国で、旧正月の風習など今なお残る旧暦。そんな旧暦のサイクルを残している島が日本にもあることをご存知ですか?鹿児島県に属する奄美大島では、旧暦に寄り添い生活が営まれ、集落ごとに伝承され続けています。(早稲田大学高野ゼミ支局=吉岡 遥菜・早稲田大学文化構想学部4年)

エイチ・アイ・エス スタディツアーデスク(以下スタディツアーデスク)では、この春奄美大島を学びの場としたスタディツアー「奄美カレッジ」を発売しました。

各講座では、毎回、暮らしの一部である「神事」に参加し、節句料理「サンゴン」(食事)をいただきます。この企画を提案したスタディツアーデスクの川本さんは、日本にも旧暦に寄り添う島があると聞き、それがきっかけで奄美大島に興味を持ち始めました。調べていくうちに奄美の持つ沢山の魅力に惹かれて、今回のツアーを企画するに至ったそう。今回のツアーは旧暦に沿った1年スパンで奄美を様々な視点から味わうことのできる企画です。

奄美カレッジのポイント

「奄美カレッジ」ポイント①:山中順子氏

このツアーの立案に欠かせないのが山中順子氏との出会いです。山中氏は写真家で奄美観光大使でもある女性です。奄美大島の魅力を独自の感性で、表現し注目を集めています。今回はそんな山中さんがツアーに同行し、奄美をまるごと解説する贅沢なコースです。

奄美カレッジのポイント②

「奄美カレッジ」ポイント②:シャーマン

奄美を語るときに欠かせないのがシャーマニズムだそう。ユタは奄美群島や沖縄を中心にみられるシャーマンのことで、神霊がユタに乗り移り死者と現世とのコミュニケーションを取ったり、人々の不幸や病気の原因を占ったりします。ユタは自然と結びつく精神を大切にし、日常の身近なところにその存在があります。

「奄美カレッジ」ポイント③:「生と死」と向き合う

奄美には100歳を超える元気なおばあちゃんたちが沢山います。そして、彼女たちは死ぬことをごく自然な循環としてとらえており、祖先との結びつきを大切に生きています。超高齢社会が進む日本において、「生き方」を考え直すきっかけになるかもしれません。

奄美カレッジのポイント③

ツアー担当の川本さんは、「現代社会では今の奄美のように生きることは難しいのかもしれませんが、自分とは異なる生き方や価値観をツアーを通して知ってもらうだけでも嬉しい。そしてここで得た学びが日々を生き抜く知恵や力になれば更に嬉しいです。奄美には戦後の日本が失ってしまった何かが隠れている気がするのです」と語っています。

そんな「奄美カレッジ」ツアーは、事前勉強会として、山中順子氏とゲストをお招きした交流会を開催します。

今の自分の生活に何か違和感を感じている方、自然を取り込んだ生活をしたいと思っている方、ユタにパワーをもらいたいという方、まずはHP を見てみてはいかがでしょうか。

詳細はこちらからご覧ください。

 

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