消費者庁はこのほど、フェアトレードやエコな製品を購入するエシカル消費(倫理的消費)の日本語表記案を募集している。エシカルを直訳すると、「倫理的」という意味だが、その意味の広さから、趣旨を伝えることに苦戦していた。一般から、親しみやすい言葉を集め、推進活動に生かしていく。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
エシカル消費とは、人や社会・環境に配慮した消費行動。消費者が購入を通して、社会的課題の解決に寄与し、そうした課題に取り組む事業者を応援するための消費活動のことを指す。消費者庁では、エシカル消費を推進するために、「『倫理的消費』調査研究会」を立ち上げ、研究を続けてきた。
研究会で検討された表記例は、 「思いやり消費」、「おかげさま消費」、「良心的消費」、「応援消費」、「社会的消費」、「持続可能な消費」、「社会貢献型消費」。英国やノルウェーでの類似用語に、「持続可能な消費」、「政治的消費」がある。
今回、一般から集まった案は、同研究会で議論し、推進活動に役立てる。 募集期限は8月31日まで。
◆応募要領
下記を記載の上、電子メール、郵送又はFAXにて御応募ください。
1) 名称(日本語として人々に親しまれやすい「○○消費」という名称を想定しています。)
2) その名称がふさわしいと考える理由
3) 応募される方の氏名・年齢・性別
4) 連絡先(メールアドレス又は電話番号)
※頂いた連絡先は、当方からの応募内容に関する問合せのみに利用いたします。
◆応募先
電子メール: g.ethical@caa.go.jp
郵送:〒100-8958 東京都千代田区霞が関3-1-1 中央合同庁舎第4号館
消費者庁 消費者教育・地方協力課 「倫理的消費」日本語表記案担当
FAX: 03-3507-9259