オルタナSは2011年3月に、「300万人のエシカルスチューデントをつくる」という大きな目標を掲げてスタートしました。記事を読むだけでなく、若者が発信者になることで、社会問題と若者をつなげてきました。このたび、この目標を達成するために、日本財団CANPANプロジェクトさんと一緒に「NPO大学」を始めました。

NPO大学には全国から大学生を中心に若者が集まった

NPO大学には全国から大学生を中心に若者が集まった

NPO大学では毎月1回、ゲストに若手NPO代表を招き、受講生に話をしてもらいます。受講生はその話を聞くと、各自自由な視点で記事を書きます。記事の反響を調べ、どのような切り口で書いた記事が最も読まれたのか調べます。「社会問題の発信マニュアル」を作成しながら、エシカルスチューデントをつくっていきます。

第3回のゲストは、NPO法人3keys(スリーキーズ)代表理事の森山誉恵さんです。テーマは、「子どもの貧困と児童虐待」。ここでは、森山さんの講義レポートと、受講生たちの記事を掲載しています。読み比べて、お楽しみください。第1回(「LGBTから見るダイバーシティ&インクルージョン」)はこちら、第2回(「若者と政治参画」)はこちら


※画像をクリックすると、各記事をみることができます!


登壇した森山さん

登壇した森山さん

【講義レポート】NPO法人3keys代表理事・森山誉恵さん「子どもの貧困の解決を目指して」

「6人に1人が、子どもの貧困」という言葉を聞いたことがありますか?今回第4回「NPO大学」のゲストは、NPO法人3keys代表・森山誉恵さん。3keysは児童養護施設で暮らす中学生・高校生の学習支援を行っています。当日の講演の模様をレポートします。

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児童養護施設での学習支援等を行うNPO法人3keys(スリーキーズ、東京・新宿)は、インターネットを通して、虐待や貧困などで頼れる大人が身近にいない子どもたちのSOSに応えている。妊娠やDVなど、人に言えづらい悩みを受け付ける相談窓口をネット上に開設した。リアル・ネットで子どもの心を救う。(高山 壮)

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「すべての子どもたちが安心して育つ社会へ」をモットーとして活動するNPO法人3keys(スリーキーズ、東京・新宿)代表の森山誉恵さんの話を聞いた。森山さんは、児童養護施設での学習支援等の活動を続け、この分野の若手リーダーだ。子どもの貧困という深刻な社会的課題に向き合っている彼女だが、自分をひけらかすことなく、優しい笑顔と穏やかな話し方が印象的な美しい女性であった。常に子ども目線で活動を考える細やかな心配りを感じた。(葛原南美)

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「子どもの貧困」に該当する子どもの割合は、年々深刻化している。貧困率の増加とともに、2015年の児童虐待件数は10万件を超え、この25年間で100倍に増加した。連鎖する貧困について考えた。(向井里花)

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日本の貧困状態にある子どもたちの支援に取り組む特定非営利活動法人3keys(スリーキーズ、東京・新宿)の代表である森山誉恵さんは10月11日、NPO大学で講義を行った。テーマは、「すべての子どもたちが安心して育つ社会へ」。(伊藤 聖矢)

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第4回目となるNPO大学が10月11日、日本財団で行われた。テーマは「子どもの貧困と児童虐待」。講師は児童養護施設での学習支援等を行うNPO法人3keys(スリーキーズ、東京・新宿)代表理事の森山誉恵さん。過酷な児童福祉の現状を語ってくれた。(佐々木桜)

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NPO大学で、NPO法人3keys(スリーキーズ、東京・新宿)代表の森山誉恵さんから講義を受けた。同団体は、虐待を受けた子どもらを保護する児童養護施設で学習支援や、頼れる大人が身近にいない子どもたちの悩み相談を行っている。子ども目線で子どもを支えていることが特徴だ。(小股 裕美)

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非営利団体に限らず活動をしていると、本当に使って欲しい人に使ってもらえない、本当に伝えたい人に伝えられない、ということがあると思います。特に、「子どもの貧困」という分野の場合、当事者は様々な支援の情報にアクセスできず、身近に感じていない人は少なくはないでしょう。NPO法人3keys(スリーキーズ、東京・新宿)代表の森山誉恵さんの講演内容から、「いかに対象の人に、サービスを届かせるか」を考えました。(渡邉 怜)

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森山誉恵さんが代表を務めるNPO法人3keysは、家庭環境に恵まれない子ども達への支援を行う団体だ。設立のきっかけは学生時代のボランティア活動にある。児童養護施設では、子どもの生活を支えることで手一杯、学習の支援までは十分にできない現状があると感じた。大学生だった森山さんは、所属していた学生団体で得たスキルを活かし、ボランティアを集め学習支援を開始。事業継続のため卒業と同時にNPO法人化し、現在まで活動を続けている。(佐藤 理恵)

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NPO法人3keysでは児童虐待を受けた子どもへの学習支援、児童相談、また周囲への啓発活動を行っている。支援のためには支援者数・情報発信のスキルなど様々なものが求められる。そこで重要になってくるのが、外部からのボランティアやプロボノと呼ばれる人々なのだ。(八木橋 朋広)