オルタナSは2011年3月に、「300万人のエシカルスチューデントをつくる」という大きな目標を掲げてスタートしました。記事を読むだけでなく、若者が発信者になることで、社会問題と若者をつなげてきました。このたび、この目標を達成するために、日本財団CANPANプロジェクトさんと一緒に「NPO大学」を始めました。
NPO大学では毎月1回、ゲストに若手NPO代表を招き、受講生に話をしてもらいます。受講生はその話を聞くと、各自自由な視点で記事を書きます。記事の反響を調べ、どのような切り口で書いた記事が最も読まれたのか調べます。「社会問題の発信マニュアル」を作成しながら、エシカルスチューデントをつくっていきます。
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第5回のゲストは、NPO法人アニマルライツセンター代表理事の岡田千尋さんです。テーマは、「動物愛護」。ここでは、岡田さんの講義レポートと、受講生たちの記事を掲載しています。読み比べて、お楽しみください。
第1回(「LGBTから見るダイバーシティ&インクルージョン」)はこちら
第2回(「若者と政治参画」)はこちら
第3回(「子どもの貧困と児童虐待」)はこちら
第4回(「エシカルファッションの新潮流」)はこちら
※画像をクリックすると、各記事をみることができます!
「思いやりを体現しよう-動物愛護を知る-」をテーマに開催されたNPO大学第6回。ゲストはNPO法人アニマルライツセンター代表・岡田千尋さんです。岡田さんは動物愛護の第一人者ですが、「愛情はいらない」と言います。その真意とは。
「動物には表情があり、性格がある」――。そう語るのはNPO法人アニマルライツセンター代表理事の岡田千尋さんだ。同団体では、「Animal Rights」(動物の権利)の考えを元にしながらも、「Animal Welfare」(アニマルウェルフェア:以下動物福祉)に対する知識の普及や実践、そして飼育基準や飼育方法の改善を企業や国に求める運動をしている。(久保田 紗佑歌)
NPO法人アニマルライツセンター代表理事の岡田千尋さんがこのほど、動物愛護に関する講義を行った。岡田さんは、週に1回は肉を食べない「ミートフリーマンデー」を紹介した。これは地球温暖化へ対応する運動で、私はこれを食と命のつながりについて考える機会として提案したい。
NPO法人アニマルライツセンター代表理事の岡田千尋さんは12月13日、「動物愛護」をテーマにセミナーを開いた。参加者はセミナー終了後、アニマルライツ・アニマルウェルフェアの価値観を基に、犠牲になる動物たちの解決策を考えた。飼い主は、見た目だけで動物を見るのでなく、飼い主としての責任を、愛を持って強く自覚してほしい。(五十嵐 有沙)
12月13日に第6回NPO大学が開催され、NPO法人アニマルライツセンター代表理事の岡田千尋さんが講義を行った。日本の毛皮とフォアグラの消費量減少に貢献してきた彼女の講義テーマはずばり、「動物愛護」。私たち人間の豊かな生活を支えている動物たちの悲惨な現状とそこからの転換について語られた。(小泉 晴香)