山梨県富士吉田市にある県立富士北稜高校は4月から、10代向けのウェブメディアを運営しているNPO法人青春基地などと組み、地域のフリーペーパー作成に取り組む授業を行う。今年度から、同校では地域について学ぶ観光ビジネスコースが始まり、その一環としてNPOと協働してカリキュラムをつくった。生徒たちはフリーペーパーづくりを通して、地域のモノ・コト・ヒトを学ぶ。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

富士山の麓にある山梨県立富士北稜高校

県立富士北稜高校は2004年に吉田商業高等学校と北富士工業高等学校が合併してできた総合高校。今回の授業では、情報系列の3年生30人に対し、通年約週1回(2コマ)の課題研究授業のなかで、アクティブ・ラーニング型のプログラムを実施する。「地域のヒトやモノ・コト」をテーマにフリーペーパーづくりに取り組む。

青春基地では「想定外の未来をつくる!」をコンセプトに、10代向けのウェブマガジンの運営を行ってきた。同マガジンの編集チームには高校生もおり、高校生たちが会ってみたい人や知りたいことを取材し、メディア運営を通して若者の自己実現を果たしてきた。今回、高校生と地域をつなぐ活動を行うかえる舎(山梨県富士吉田市)とともに、同校でアクティブ・ラーニングを行う。

同校の渡邉信介校長は、「地域と連携した取り組みはまだまだ弱く、今回の授業のなかで、地域のヒト・モノ・コトと繋がる経験を通じ、デスクワークなどの技術ではなく、センスやアイデアなどを生徒たちが身につけてほしい」と期待する。

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