映画「コスタリカの奇跡～積極的平和国家のつくり方～」は、1948年に同国が軍隊を廃止して、国民の幸福度を高める道を選んだ過程を追ったドキュメンタリーだ。9月30日、同映画の上映会が東京新宿で開かれる。主催するのは、大学生と若手社会人の有志たち。（オルタナS編集長＝池田 真隆）
映画上映会を開くCinewaのメンバー
コスタリカは1948年に軍隊を廃止して、軍事予算を社会福祉に充てることを選択した。同映画では、当時の大統領やジャーナリストらに取材し、どのようにして、平和国家をつくりあげたのかをまとめた。
映画「コスタリカの奇跡」
上映会を主催するのは、早稲田大学の学生とOBOGらからなる「Cinewa」。同団体に所属する大間千奈美さんがコスタリカに関心を持ったことがきっかけで、同映画を上映することにした。
大間さんは2016年に米国に留学し、そこでできた友人がコスタリカのコーヒー農家を支援する取り組みをしていた。コスタリカはアラビカ豆の生産地として知られ、生産者の多くが女性だ。出荷価格を設定する権利が保障されていないため、男性生産者と比べると得られる収益に大きな差が生まれていた。
コスタリカの女性生産者を支援する活動を行う若者たち
日本もアラビカ豆を毎月10万キロ輸入しており、大間さんもこの活動に加わるようになった。そうして、コスタリカに縁を感じるようになったという。
映画の上映会を誰でも開くことができるサービス「Cinemo」を利用し、友人らに声を掛けた。上映会は18時30分から20時45分まで。参加費は1700円。コスタリカのコーヒーと軽食付き。定員は42人。
【コスタリカの奇跡 〜積極的平和国家のつくり方〜 上映会】
とき：9月30日（土）18：30～20：45
ところ：東京都 新宿区 新宿5-10-11 朝日ビル2F
参加費：1700円(コスタリカコーヒーと軽食付き）
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