神戸市の呼びかけでクリエイターやデザイナーが集まり、子育て・若年世帯に向け、住宅の耐震化を啓発する「耐震で安心 TAIAN PROJECT」がこのほど始動した。神戸市では平成32年度に耐震化率95%(旧耐震住宅数約3万戸減少)を目標にしているが、所有者の高齢化により取り組みのスピードが鈍化している。旧耐震住宅に住む高齢者層の子ども・孫世代や、中古住宅の購入・リノベーションを考えている若い世代、旧耐震住宅を購入・相続する予定のある人などに住宅耐震化の重要性を知ってもらい、耐震化を後押しする。(オルタナS関西支局長=神崎 英徳)

10月17日、垂水駅前東広場で実施した「TAIAN CAFE」の様子。新聞紙で防災グッズをつくるワークショップも行った

10月17日に、旧耐震基準の住宅が多く残る垂水区のJR垂水駅前東広場で、防災の観点から住まいの耐震化を学び・体験してもらう「TAIAN CAFE」を開き、積水ハウスの東田豊彦構造・防災研究開発グループ部長による耐震教室、防災備蓄品の展示のほか、神戸市消防局垂水消防署が企画した防災絵本「地震がおきたら」の読み聞かせなどを実施した。

28日、29日には耐震改修中の住宅を見ることができるオープンハウスを垂水区美山台で開催する。来年1月には神戸市役所1号館2階市民ギャラリーで、市民・企業と協働し、参加型展示会を開催する。

耐震基準は地震発生時に住宅倒壊から命を守れるよう建築基準法で定めている最低限の基準で、震度6強から7の揺れでも倒壊しないことが求められている。

1981年の法改正で、木造住宅では耐力壁の量を従来の旧耐震基準の約1・4倍とした。神戸市では旧耐震住宅を対象に、耐震改修補助やシェルター型工事補助・屋根軽量化工事補助などの支援を展開している。

今回のプロジェクトには、子育て中のイラストレーターやライター、2016年の熊本地震での被災を目の当たりにした熊本出身のデザイナーなどが参画。当事者目線で、住宅の耐震化や防災のイベント、ツール作成を企画している。


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