霞ヶ浦のほとりに位置する、茨城県・行方市(なめがた)。里山に囲まれた静かな風景が美しいこの場所で、アイガモ農法を利用した完全無農薬のコメ作りが行われている。

運営しているのは、茨城県アイガモ水田トラスト。2002年から、市民の大豆食品勉強会のプロジェクトとして立ち上がった。消費者と生産者をトラスト(信託)の仕組みでつなぐ取り組みで、一口26000円(30坪)で一年間田んぼのオーナーになることができるという。

運営メンバーの一人、藤村千夏さんは「農家と消費者が一緒に『食』を作っていくこの仕組みは、有機農家の支援になる」と話す。

そんな、茨城アイガモ水田トラストでは、9月24日に稲刈り、10月8日には足踏み式脱穀機や千波扱きを使った脱穀体験のイベントを開催する予定だ。参加者は、老若男女さまざまで、最近は20代~30代の若者・夫婦の参加が多いという。



参加者した30代女性は「普段とはかけ離れた体験なので、自分が豊かになっていく気持ちです。遠くて大変だと思うこともありますが、一瞬でネガティブな気持ちが吹っ飛ぶ。最高の会です」とイベントの魅力を語る。

会員でなくても参加できるという体験イベント。アイガモと触れ合いながら、思い切り農業を楽しんでみてはいかがだろうか。(オルタナS副編集長 高橋遼)


◆この地域のおすすめポイント
1.かわいいアイガモに会える!
2.完全無農薬で自然にやさしい農法を実践

◆詳細はこちらから!
茨城アイガモ水田トラスト
http://www5e.biglobe.ne.jp/~daizu/aigamo/sanka.html

※オルタナSは情報の掲載のみ行っています。お問い合わせは直接お願いいたします。