化学肥料や農薬を使わない自然生態系農業で、さまざまな種類の旬の野菜を栽培している早川農苑。社長の早川ゆりさんは、以前資材販売の会社を営んでいたが、必要のない農薬を大量に使う現代の農業に疑問を感じ、18年前に自ら農業を始めた。

そんな一風変わった歴史を持つ早川農苑では、農作業をする人も実に様々だ。東京から農業研修生として働いている人や、ボランティアとして手伝いながら農家を目指す銀行員などがいる。また、スーパーのお客さんが実際に農園で収穫作業を行ったり、東京の購入客が農園に遊びに来ることもあるという。



農家を志す、元丸の内OLの大岩友紀子さんは「大量生産大量消費の世の中、モノを大量に消費してこそ経済が回り、お給料をもらえて生活が成り立つ。そんな資本主義社会に疑問を持ち始めました。山で暮らす人は山の幸を取って食べ、平野に暮らす人は畑をして野菜、米などを作り、海の近くで暮らす人は海の幸を取って食べ、それを物々交換して生きるために暮らしていくのが人間のあるべき姿なのではないかと思ったのです」と語る。

農園での作業は草取りや袋詰めなど、農業には欠かせない作業ばかり。これに一年間通して関わりながら、農業を体で学んでいく。ぜひ一度、早川農苑に足を運んでみてはいかがだろうか。(オルタナS宮崎特派員 荒井克也)


◆この地域のおすすめポイント
1.農園の方だけではなく、お客さんとも農業を通じてコミュニケーションができる
2.農家として生活するために必要なことをじっくり学べる

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早川農苑
http://www.geocities.jp/hayakawanoen/toppage.html

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