大学生の時間は、本当にあっという間だ。授業やサークル、バイトに恋愛などで一瞬に過ぎ去っていく。気づけばもう高学年と思う人も少なくないはずだ。そんな大学生に二つのプログラムを用意した。

情報があふれ、変化の激しい時代だからこそ、社会に流されるでもなく、周りに同調するでもなく、「自分がどうありたいのか、どう生きたいのか」を大切にして生きたいと思う大学生にオススメしたいのが認定NPO法人底上げが提供する2つのプログラム。それは、「SOKOAGE CAMP」と「B-action(ばくしょん)」だ。(寄稿・矢部寛明=認定NPO法人底上げ理事長)

大学時代の筆者中央・全国を自転車で回った

SOKOAGE CAMPでは海沿いの丘で参加者同士が対話する

SOKOAGE CAMP———————「悩んで、笑おう」

一体どれほどの学生が「学校」を卒業し「社会」に出るまでに、誰かや何かに説明するためではなく、ただ自分自身のために「ありたい姿・生き方を見つめる」時間を設けているのだろう。

SOKOAGE CAMPは6日間にわたり自問自答を繰り返す大学生向けプログラムだ。2016年夏からこれまでに11回開催し、全国から100人を超える学生が宮城県、気仙沼に足を運んだ。

普段の暮らしと距離を置いて新しい環境やひとと寝食をともにし、自分を振り返るワークや対話を繰り返す。そのなかで、改めて「自分」を認識したり、何気ないやり取りの中に新しい「自分」を発見したりする。東日本大震災で「当たり前」が一瞬にして変化した気仙沼だからこそ、「当たり前」を見つめ返し、また受け取り直すきっかけが溢れている。次はあなたが、6日間存分に自分に出会おう。

過去参加者同士の交流会も実施

B-action———————「環境に慣れるな、環境をツクレ」

現状に対して文句を言うことは誰にでもできるが、本気で変えたいと思うなら自ら行動を起こす他に方法はない。B-actionは毎月1回の勉強会と自分に課す宿題をベースに、自らが望む変化を起こすために仮説と検証を繰り返す半年間のプログラムである。自分は自分にしか変えられないし、社会の現状を変えるにも、いつも自分が変わることから始まる。

これまでもそうやって生きてきて、これからもそう生きていく底上げスタッフは言う。「変わりたいなら、変えたい何かがあるなら、そのタイミングも環境も、自分でツクレ」――B-actionには、あなたの思いがカタチになるよう伴走する環境と「爆笑」しながら「action」し続ける仲間がいる。

二つとも底上げスタッフが「大学時代にやっておきたかった!」「大学時代にこんな仲間にであいたかった!」と思ったことをプログラム化した。毎回実施しながら「うらやましい大学生だ」と内心いつも思っている。(笑)

SOKOAGE CAMPはより内省的にとにかく自分と向き合う6日間。B-actionは環境を変えるために試行錯誤しながら実施する半年間のプログラムだ。

参加するにはお金もかかるし、時間もかかる。辛いことも待っているかもしれない。

ただ言えることは、ともに考え抜き、行動する最高の仲間と出会えることはここに明記しておく。

そして最後に、こんなことを言うのは変かもしれないが、言っておく。

「参加するとかしないとかは、問題ではない。要は、君が自分の足で歩いているかってことが何より重要だ」

底上げのスタッフ

詳しくはこちらを参考にしてほしい。
SOKOAGE CAMP
B-ACTION
NPO法人底上げ


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