再生可能エネルギーの小売業者みんな電力(東京・世田谷)は11月26日、新電力プラン「かいじゅうのでんき」のアンバサダーに最上もがさんが就任したことを記念したトークイベントを開いた。イベントには、最上もがさんに加えて、みんな電力の大石英司社長、そして人気怪獣のダダとピグモンも参加した。イベントの要旨は下記。(寄稿=平井有太)

「最上もがと『かいじゅうのでんき』を 語る会」では、気候変動対策などが語り合った

11月26日、アーツ千代田3331で開催された「かいじゅうのでんきを語る会」。登壇したのは、「かいじゅうのでんき」アンバサダーに就任した最上もがさんとみんな電力・大石英司社長、そしてダダとピグモンまでが参加した。  

みんな電力は東京ドームシティ・ギャラリーアーモで開催中の「空想科学 かいじゅうのすみか 体感エンターテイメント」展(2020年1月26日まで)に協賛しており、同展に登場する円谷プロダクションの人気怪獣をイメージキャラクターにした「かいじゅうのでんき」を発表した。このサービスのコンセプトは、「地球環境にも、かいじゅうにも優しい電気プラン」。

個人向けに再生可能エネルギー由来の電力へ切り替えるプランで、加入者には、毎月円谷プロダクションの人気怪獣からメッセージが届いたり、「怪獣と行く発電所見学ツアー」に抽選で参加できたりする特典がある。

怪獣と環境破壊には相関関係がある。バルタン星人も、自らの星での核実験の失敗が理由で地球に来たというストーリーがある。  

電気にまつわるクイズ大会も行われた

もがさんは、「地球に優しい電気を届けること」について強調。「このままでは水温の上昇で、50年後どころか30年後にはお寿司が食べられなくなるかも」、「『もののけ姫』でも人間による環境破壊が描かれていた。地球のためには、まず人間が滅ぶべきとも思ってしまう」と、身近な切り口で気候危機について述べた。  

古くは京都議定書からパリ協定、最近のRE100やSDGs、ESG投資と、世界の潮流を受け、グローバル企業を中心に、電力の切り替えは日本でも進みつつある。しかし、個人の切り替えはまだまだだ。

途中のクイズコーナーでは「家庭から排出されるCO2の約半分が電気由来」という事実が公表された。つまり、誰でも5分でできる電気の切り替えは、確実に有力な気候変動対策の一つなのだ。  

環境負荷を抑えるために再生可能エネルギーへの切り替えを呼び掛けた

もがさんは言う。「少しでも対面で、もし集まる人が少なくても。ぼくも昔、全国のCDショップなどでイベントをして人がまったく集まらないこともありました。でもそういうことが『顔が見える』コンセプトに繋がっています。認知を広げる努力を少しずつ、すると、来てくれた人たちがさらに広げてくれる。地道でも、実際に会うのと、スマホの画面を通じてのコミュニケーションは、やっぱり全然違います」。

すると、隣で話を聞いていたみんな電力・大石社長からは、「勇気づけられるわ」と本音がポロリと漏れた。




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