国産竹100%を原料とした竹紙(たけがみ)を社会に伝える活動「MEETS TAKEGAMI」はこのほど、新型コロナウィルス終焉を願い、疫病よけの伝説がある妖怪アマビエをデザインした折り紙を制作した。子どもからお年寄りまで楽しめるように、ポップなカラーと塗り絵の2種類を用意。日本語が分からない人でも楽しめるように、折り方について動画で紹介している。折り紙は公式サイトから無料でダウンロードできる。(中山 涼太=オルタナS編集部)

疫病よけの伝説がある江戸時代の妖怪アマビエをデザインした「ORIGAMI AMABIE」

「MEETS TAKEGAMI」は、国産竹100%を原料とした竹紙(たけがみ)を製造販売する中越パルプ工業の西村修・営業企画部長とデザインチーム「minna」が協同してできた、「竹紙」と「社会」との接点をつくるソーシャルアクションだ。

ここ数年、日本の各地で放置竹林の拡大による森林内や周辺の生物多様性の低下などが社会問題となっている。

同ブランドは、竹紙の魅力を発信し、新しいソーシャルグッドを生むための「竹紙」と「社会」との接点をつくるソーシャルアクションである。国産竹の活用は、地域の竹林管理、隣接する森林や里山の保全再生、生物多様性の保全に役立つとともに竹に新たな価値を見出し、地域経済への貢献に繋がるとされる。

疫病よけの伝説がある江戸時代の妖怪アマビエをデザインして制作された「ORIGAMI AMABIE」は、A4サイズでポップなカラーと塗り絵の2種類。小さな子どもからお年寄りまで、また日本語が分からない人でも楽しめるように、折り方を紹介する動画も用意した。

ORIGAMI/AMABIE 無料ダウンロード

ORIGAMI/AMABIE 折り方動画

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