全国の大学が続々と導入を決定している「STUDY FOR TWO」というサービスが話題になっている。
STUDY FOR TWOは、不要になった教科書を回収、安価に販売し、そこで発生した収益の80%を途上国支援に充てるという取り組みである。例えば、STUDY FOR TWO を通じて 1000円の中古教科書を購入した場合、
ラオスの子ども1人の約1ヶ月分奨学金とすることができる。(HP参照)
早稲田大学3年生の石橋孝太郎(いしばし こうたろう)氏が、ボランティア活動でラオスに出向いた際に、
日本との教育環境にギャップを感じたことが、サービス立ち上げのきっかけになったという。
2010年5月の設立以降、流通した教科書の量は1000冊以上。
導入大学の拡大も進んでおり、今年中にも30大学を超える見込みである。
代表の石橋氏は、「収益はNGOを通じて、主に途上国の子供たちへの奨学金として役立てられています。5年後には、全国312大学へサービスを拡大させたい。」と意気込む。(オルタナS特派員=内藤聡)
現在、新支部を設立する大学を受け付けている。
STUDY FOR TWO:http://www.studyfortwo.org/index.html