私の住んでいる石巻市は宮城県北部に位置し、今回の震災で、死者・行方不明者が多い地域です。沿岸部ということもあり被災は甚大で、復旧は進んでいるものの復興はこれからだと感じております。ですから、できることはたくさんあります。
躊躇せずまずは、現地に赴き自ら感じてください。決して被災してかわいそうだと思わず、何ができるのかを共に考えて下さい。何かをしなくてはいけないと結果や成果を競うのではなく、ゆっくりと出会った方々の声に耳を傾けてくれるだけでも十分です。
そして、感じたままをたくさんの方々に伝えてください。その中で、見えてきた問題を吸い上げ、できないところをできる人ができる支援を考えてくれればうれしいです。過剰な支援は望んでいません。それが、「今からできること」だと私は信じております。(寄稿・特定非営利活動法人石巻復興支援ネットワーク代表理事兼子佳恵)