準々決勝のブラジル戦は予選とは打って変わってスピード感のある展開になった。開始3分で、小宮選手のシュートがブラジル選手のディフェンスをバウンドしてゴールへ。
ここから一気にペースをつかむ。確実な防御で隙をうかがう日本チームだったが、安達阿記子選手のハイボールでペナルティースローに。ハイボールとは攻撃側のチームエリアかランディングエリアに触れずに守備側へ投球された場合に取られる反則である。
「その時は無心で、自分が出してしまったハイボールなので、しっかりここで取って、自分たちのチームのほうの流れを持ってくるという思いで、無心で取りました」という安達選手はしっかりキープ。会場は喝采、日本応援団も盛り上がる。
ブラジルチームは回転シュートやバウンドを利用したパワフルなシュートを繰り返すが、日本はしっかりディフェンス。開始23分でその安達選手が追加点を入れ、そのまま日本の勝利。