——同じ地区には小選挙区制度に変わって以来、5選を続ける前自民党幹事長の石原伸晃氏がいますが。

山本:厳しい戦いになると思います。でも、ここの地区で戦いたかったのです。これまで原発を推進してきて、これからも推進しようとする象徴的な顔である石原ファミリーにぶつかりたかったのです。

脱原発活動を続けて分かりましたが、全国には、原発事故から1年8カ月の間、周りにも理解者がいなく、一人で悩んでいる母親たちがたくさんいます。彼女たちを勇気づけるために、僕ができることは、彼女たちの声を国政に届けることです。彼女たちのためにも、負けられないのです。

今回の選挙は2極の戦いです。国を守るか売るかです。憲法を変えてまで、アメリカのために戦争をするのか。若い人たちを収束作業員として送り込むのか。そんなことは絶対にしたくないです。

東京で最強といわれているこの地区には、多くのメディアも注目しています。僕が具体的に問題点をストレートに言うことで、テレビや新聞に扱ってもらい、有権者の人たちや興味のない人たちに、関心をもってもらうきっかけになればいいと思っています。

山本太郎氏の街頭演説に駆けつけた嘉田由紀子・日本未来の党党首(2012年12月4日、東京・杉並の高円寺駅前で)


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