――どのような活動をしていますか。

片山:JOEAではまず、子どもたちに私たちの目が届くところでキャンプや川遊びの体験をしてもらいます。そういった「ホンモノ体験」をしながら、子どもたち同士のコミュニティを作り、仲間の大切さを知ってほしいですね。他にも親子や社会人に向けての企画もあり、人の輪を大切にする人材づくりに取り組んでいます。

私が子どもの頃は近所のお兄ちゃんやお姉ちゃんと遊ぶなど、学年を超えたコミュニティができていましたが、今はそれがない。親が子どもを外に出すことを控えているからかもしれません。

――「ホンモノ体験」とは何ですか。

片山:単に遊ぶだけではない体験のことです。通常、ラフティングやパラグライダーは会社の委託で行うことが多い。そのため、参加者がただ単に遊ぶことだけにとどまってしまいます。

我々の場合は企画段階から活動内容を練り上げます。JOEAに所属している社員は指導者として、野外活動に携わった経験のあるプロばかり。プロ目線で野外活動を提供することにより、活動後、振り返りの時間を設けるなど、委託では考えつかない活動を行うことができるのが強みだと考えています。

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