僕たちは東日本大震災から岩手県陸前高田市広田町という小さな漁村にご縁を頂いて活動しています。
毎日とても美しい自然に囲まれ、温かい人々に見守られ、多くの心の在り方を学ばせて頂いています。
だけど、広田町から若者は離れ、人口は減り、働く場所が減り、町を支えていた産業が衰退していく。
どこにでもある地方の現状だと思います。
それでも広田町の方々は続いてきた文脈を途切れさせないために、「何かしなくちゃいけないんだ」と、変化を起こせるキッカケを探しています。
—僕たちは変化のキッカケになれるかもしれない−
都会で育った僕らはなんとなく、色々な窮屈さと不安を感じて生きてきました。
それは何なのか今は分かりません。
でも、たくさんのモノが溢れている社会で、変化の激しい社会の中で
なぜかみんな同じに見えてしまって、とても大切な何かを見つけられないままでいる様な気がします。
きっと一人ひとりの心の中にあるはずの何かを。
だけど広田町には大切な何かがある。
僕らが今感じている気持ちを同じ世代の若者が皆、感じているとは思いません。
だけど、もし同じことを思う人たちがいるなら広田町を訪れて欲しい。
僕たちが見つけたい大切な何かは、広田町で求められている何かと同じなのかもしれないから。
−自分の本気を超えていこう−
この夏、広田町では1週間と3週間の滞在型プログラムを行います。
決して、正解があるわけではない問いの中で自分自身と向き合う。
周りの人と意見をぶつけ合う。決して一筋縄ではいかないプログラムの中で自分の中の「何か」と広田町の求める「何か」をとことん追求する。
人は誰だって限りない可能性を持っていることを信じて。そして、一人ひとりの心に照らされた光は、これからの未来を明るく照らす光になると信じて。
皆さんに会えることを楽しみにしています!(寄稿・法政大学3年 復興支援団体SET 岡田勝太)