夢の実現性を競い合う「みんなの夢アワード5」(主催:公益財団法人みんなの夢をかなえる会)が2月23日に開催する。予選を勝ち抜いた7人のファイナリストは日本武道館で自らの夢についてプレゼンする。日本武道館で日本一の夢が決まるイベントだ。

ファイナリストのプレゼンが行われるのは2部だが、今年は1部も注目だ。1部では、学生団体と学園祭実行委員会が総力をあげて盛り上げる。学生団体は活動についてプレゼンし、各大学の学園祭を盛り上げたパフォーマーはダンスを披露する。

オルタナSでは、ファイナリスト7人やパフォーマンスをする学生らに取材し、本番への意気込みを聞いた。2月23日までの期間で順次公開していく。

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ファイナリストNo,1 地域の声を背負い、離島・中山間地域の教育課題に挑む

一人で戦うつもりはまったくない。ぼくは地方の土の上に立つ方々の声を背負っている――島根県の離島で、統廃合の危機にある高校の立て直し事業に参画するのは、GGCの藤岡慎二代表。祖先から譲り受けたフロンティア精神を武器に、人口減少地域の教育課題に挑む。

阿部勝太さん

ファイナリストNo,2 船を降りた友へ、漁業復興へ旗を立てる若手リーダー

子どもたちから漁業を「かっこいい」と思われる職業にするため活動している男がいる。伝統を受け継ぐ後継者を輩出するため、他の浜の若手漁師たちを巻き込み、海産物の養殖・販売を手がける会社を設立した。日本の漁業を変えていきたいと起業したきっかけは、漁師をやめた親友にある。

如月さん

ファイナリストNo,3 「差別された経験」から生まれた寄付メディア

お金さえあれば、何とかなる部分はある。ネットのスキルを生かして、この課題を解決したい。だから、ドネーションメディア「OLIVE(オリーブ)」を立ち上げた。

教来石さん

ファイナリストNo,4 カンボジアの子どもたちに、映画で夢の種をまく

「途上国に映画館をつくりたい」――これは教来石小織さんの夢だ。大学生のときの夢を10年越しに叶えるため、動き出している。

粕谷さん

ファイナリストNo,5 世界が注目、日本の大学院生が開発した「義手」

電気通信大学大学院博士課程の粕谷昌宏さんが開発した義手は、筋肉から出る電機信号に 合わせて稼動する仕組みになっている。そのため、高齢者でも筋肉が健全であれば、脳の指令にしたがい、強い力が出せるので 、定年という概念がなくなる。粕谷さんは、「障がい者を、健常者からマイナスされたというイメージを変えたい。この機械で、健常者以上の能力を持たせたい」と話す。

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ファイナリストNo,6 「夢は世界一の四葉ハンター」

専門学校に通う生澤愛子さん(18)は、世界一の四葉ハンターになることを目指す。3歳から四葉探しをはじめ、これまでに見つけた総数は4万葉以上。本人は、1時間あれば「250葉は探せる」と言う。