武蔵大学社会学部メディア社会学科松本ゼミは5月17日、ソーシャル・ビジネスとCSRをテーマにしたトークイベントを行った。同イベントに登壇したのは、ボーダレス・ジャパン代表取締役副会長の鈴木雅之さん、オルタナS副編集長の池田真隆さん、オルタナS横浜支局長の武居隼人さん。今後のソーシャル・ビジネスのあり方について聴衆も交えて議論した。(学生による被災地支援のための市民メディアプロジェクト支局=舛田 貴司・武蔵大学社会学部メディア社会学科2年) 

トークイベントに登壇した(右から)オルタナS横浜支局長:武居隼さん、ボーダレス・ジャパン代表取締役副会長の鈴木さん オルタナS副編集長の池田さん

トークイベントに登壇した(右から)オルタナS横浜支局長:武居隼さん、ボーダレス・ジャパン代表取締役副会長の鈴木さん オルタナS副編集長の池田さん

松本ゼミの3年生には、「就職活動が始まる2016年3月末までに、ソーシャル・ビジネスでの起業を考えたビジネスプランを作成し、もし成功する可能性があれば就活をせずに有志の学生で起業を目指す」という課題が課せられている。この課題を果たすには、「就職」だけでなく「起業」について勉強する必要がある。このトークイベントは、そのための勉強会として開催された。

トークイベントの前半では、池田さんと鈴木さんによる単独講演が行われた。池田さんは、CSRの説明を、鈴木さんは、同社の説明を通して、ソーシャル・ビジネスについて話した。

後半には、武居さんも交え、グローバルに通用するソーシャル・ビジネスのありかたや参加者の質問を交えながらディスカッションを行った。 
 
「ソーシャル・ビジネスでのビジネスプランを考え、それが成功する可能性があるならば起業する」という課題がゼミに与えられている事を知った鈴木さんはトークイベント終了時に、「やったことをできないという人間ほど馬鹿な人間はいない。自分の周りと遅れているからとか、他人がこう言っているからとかは関係ない。行動に移すことが大事」と語ってくれた。
 

若者の挑戦に身振り手振りを交えて熱く語ってくれた鈴木さん

若者の挑戦に身振り手振りを交えて熱く語ってくれた鈴木さん

今回のトークイベントを通じてソーシャル・ビジネスの領域で起業する、しないに関わらずまず身の回り、今この世界時勢で何が起こっているかを考える大事さというものを教わり、さらに考えるだけではなく失敗をおそれず行動することの大事さを教わった。

著者自身あと残された大学生活の2年半、生活の自由度の高い今だからこそ様々な事に挑戦し続けたいと思う。
 
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