4階建てだったのは、僕が「1階でも良いです」と言ったので解決した。治安上、1階は住まないようにしたかったというのだが、シリアの治安に関してはそんなに心配していないし、道行く人と話せるかな、という期待もあって問題には感じなかった。
台所の給湯器は、最初はポタポタと水がこぼれるくらいだったのを、新しい管に交換してもらったのだが、その翌日のシャワー中に管が壊れて台所中が水浸しになった。それを直した2日後にまた水漏れ。直しに来るたびに、土足で台所の流し台のテーブルにあがられるのにウンザリする。
掃除については、掃除夫を呼ぶ、ということで落ち着いた。が、これがいつ来るのやらわからない。平気で延期する。「まぁ、来たとしてもどこまでやってくれるか期待できないし」と思って一人で床に水を撒いて掃除をしたりもした。シリアでは水を撒いて掃除をする。水不足の国なのに不思議である。「掃除の人が来ないことには、荷物を開けることも出来ない」とやきもきしていたのだが、あっさり土曜日には来てくれた。
水と洗剤を部屋中に撒いてすごく丁寧に掃除がなされて大満足である。ただ、上の階に行くほど適当になっていったらしい・・・。真っ黒な水を吸い込み続けた排水溝は、瓦礫で詰まってしまった。「住む前からどんだけ汚れててん!」とツッコミたくなるが、これで荷物を広げて部屋を彩れると思うと開放的な気持ちになった。
書ききれないくらいに細かい文句はつきないけれど、新しい自分の家を持ったんだなと思い、荷物をばらして自分の好きなように彩ると、ひと心地がついた。ゆっくりとスタートしていこう。
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