アウトドア用品製造販売大手のスノーピーク(新潟県燕三条市)と北海道銀行は2月5日、連携協定調印式を行った。北海道銀行が持つ道内各自治体の窓口にスノーピークが蓄積したアウトドア文化のノウハウ提供を行い、地域活性を目指す。(オルタナS北海道支局長=横山 光紀)
スノーピークは、オートキャンプの文化を日本国内に普及させたことで知られるアウトドアメーカーだ。一貫して顧客との関係構築を重要視しており、同社山井太社長自らが年間延べ一万人近くの顧客と、キャンプ場で過ごす。ダイレクトなコミュニケーションで商品やサービスの開発に反映させている。
昨年は、大分県の日田市のキャンプ場の運営も受託し、キャンプサイト再開発、コンサルティングの実績もあげた。北海道銀行は、同社のコンサルティングノウハウと、道内に点在するおよそ330のキャンプ場とを結び付ける役割を担い、地域活性に寄与するのが狙いだ。北海道銀行が資金面とネットワーク面をサポートする。
道内にでも、帯広市とプロジェクトの第一弾の準備が進んでおり今年7月にアウトドアイベントを開催する。同社山井太社長は「まだまだ埋もれている北海道の魅力をアジア以外の先進国富裕層にも発信し、地域活性に結び付けたい。」と語った。
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