オルタナはこのほど、別冊「72組織 わがパーパス」を発行しました。省庁・自治体・株式会社・非営利組織(大学や病院を含む)など72組織のトップに、パーパス(存在意義)を執筆していただきました。その一部をご紹介します。

羽田へ三浦半島へ、電車でエコを届ける

京浜急行電鉄・原田一之取締役社長

当社は1899年(明治32年)に関東で初、全国で3番目の営業電車として、川崎の六郷橋から川崎大師までのたった2㎞の区間で運転を始めた鉄道会社です。のちに延伸・統合などを経て品川と三浦半島を結び、京浜工業地帯を支える鉄道として、沿線の皆さまとともに成長を遂げてまいりました。

鉄道の「パーパス(存在意義)」といえば、原点は移動する手段にあります。そして、そのライバルの一つは自動車です。当社は1998年に羽田空港ターミナルに直結した駅を開業し、利便性を大幅に向上させ、空港アクセスの中で比率の高かった自動車に対抗すべく、優位性をアピールしてきました。

今では国内線・国際線両駅の一日平均乗降は合計12万人以上となり、大変多くのお客さまにご利用いただいています。

「移動手段」という存在意義は電車を利用されるお客さまに対する価値ですが、私はもっと広く捉えて、自動車から鉄道へのシフトという環境面での「パーパス」も、当社の持つ価値のひとつであると考えています。

羽田空港アクセスに限らず、自動車に勝る利便性や付加価値を提供し、二酸化炭素排出の少ない移動を実現するという事は、本来の使命を超えた「パーパス」を創出していると言っても良いのではないでしょうか。

京急電鉄では、8年前から定期的に「電車に乗るだけで、それはもうエコアクション!」と提唱した「ノルエコ」というキャンペーンを展開しています。今後はこの活動を他の交通事業者にも広げて行きたいと考えています。

…続きは「alterna別冊 72組織 わがパーパス」をご覧ください。

京浜急行電鉄株式会社




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