学生による、学生起業家のためのビジネスマッチングコンテスト「Anone Awards 2021 Spring」が2月27日、東京・港区のR-StartupStudioで開催される。業界は問わず、すでにサービスをローンチしている現役の学生起業家20〜30人がエントリーし、1月中旬のピッチコンテストで選ばれた5人が2月の同コンテストに登壇する。学生起業家のエントリーは1月10日まで受付けている。(オルタナS編集部)

「Anone Project」が主催する「Anone Awards 2021 Spring」はその名前にもあるように、隣にいるだいすきな人に「ねえねえ、あのね!」と語れるような雰囲気のアットホームな空間を目指している。そのため、同コンテストでは、登壇者と参加者は学生に限定し、運営メンバーもすべて学生で行うことにこだわった。

ANONE

本イベントの魅力として、ただの「夢物語」で終わらないための工夫が主に2つある。
1つは、イベントによって生まれる「つながり」だ。

イベントが決して単発的なもので終わらないために、ピッチコンテストを通して学生起業家同士の横のつながりを醸成する。また、Mr. CHEESE CAKEを生み出した田村浩二氏らを審査員として迎えており、経営者・投資家の視点からフィードバックを受けることができる。共感されれば、彼らのサービスとのマッチングも起こり得る。

2つ目は、参加する学生の可能性を広げる「きっかけづくり」だ。通常、せっかくイベントに参加しても「すごい、とは思うけれど自分ごと化はできない」など、当日話を聞いて終わりになってしまうことが多い。

しかし、本イベントではプレゼンターを参加者と同年代としたことで、「自分にももっとできることがあるのではないか」という気持ちを生み出すことを狙った。

さらに協賛企業コラボイベントとして、本イベントの事前と事後にキャリアや目的意識をテーマにしたセミナーも予定している。

「Anone Awards 2021 Spring」は、業界を問わず、すでに何かしらのサービスをローンチしており、ビジネスモデルが確立している学生を対象にエントリーを受付けている

1月16日に学生起業家のみで行われるピッチコンテストで、お互いのサービスやビジネスモデルをプレゼンし、相互評価で選ばれた5人が、2月に審査員と90人の学生の前で登壇する。

同イベントを主催するのは、早稲田大学の女子大生が2020年10月に立ち上げた「Anone Project」。現役学生起業家および、一般観覧の応募は以下のサイトから受付中。

主催団体のAnone Project
ロゴの秘密:鏡を当てると……

Anone Project HP