草刈りエンジン初挑戦、松之山温泉、三省ハウス泊、雪国暮らしイベント紹介(伊藤、加藤) (今年は5回目トリエンナーレ=大地の芸術祭の里)
小見さんと言う松之山地区の兼業農家さんを訪ねて、田んぼの畝周辺に生えた草刈りを特派員の加藤君と協働機構の新井さんと手伝った。
簡単な説明で初めてのエンジンカッター草刈りをいきなり体験(ボクのfacebookで使っているプロフィールフォトはその時のもの)。
ボクらの作業は1反歩の田んぼの周囲だけにも関わらず、終了後しばらく両腕が細かく痙攣して物が掴めなく、軟弱な都会人の一面をさらけ出す。
ここは昨年3月12日に長野県北部を震源とする地震の震源地となった山がすぐ目の前に迫る集落の為、地震の被害を大きく受けた。
現在は小見さんを含め2~3軒しか残っていない限界集落は、緑豊かな場所であり、お土産に頂いたキュウリが湧水で冷やされているなど、生活の場に自然がそのまま取り込まれているのを体験すると、ここの人口流出が止まらないのが不思議な気がする。
しかし先日のニュースで隣の長野県栄村では豪雪のため雪下ろしに難渋しているとの報道を見れば、ここも冬はきっと同様な訳だし、住み続ける事は簡単な話ではないと言う事も思い知らされる。
この後、松之山温泉に寄って宿泊先の三省ハウスに向かってこの日は終わった。
この日の宿泊先、三省ハウスは、大地の芸術祭を主催する越後妻有里山共同機構の直営で営まれている、旧三省小学校を改築したドミトリータイプの体験交流施設。
男女別の相部屋で旧小学校の特徴を活かし、教室内に設置された二段ベッドで就寝する。 夕飯は大きな食堂で地元のお母さんが作った地元料理をバイキング形式でいただく。 お酒はセルフサービス&都度チャージ式。お得に地元の地酒を堪能。
冬も営業しており、冬の魅力を楽しむ行事もたくさん用意されているし、体育館では色々なイベントも出来、ショップでは朝採れ野菜をお土産に買う事が出来る。
ホテルや旅館のサービスとは異なるが、地元の人や大地の芸術祭スタッフとの交流なども楽しめるお得な宿である。
(お知らせ)
豪雪地帯ならではの越後妻有の冬の魅力が満載のプログラム(地元の行事はもちろん、雪の運動会、雪のアート、コンドルズの「みんなでかんじきダンス」など)が、いっぱい用意されている。それぞれサイトでチェックを。
次号は池谷地区に移動して、我らが現地在住の坂下特派員への直撃インタビュー、へぎそばレポート、越後妻有冬のプログラムと第5回トリエンナーレ展紹介などを掲載予定。
まだまだ続く越後妻有日記、懲りずにお付き合いください。
―「3日目その1」に続く― (twitterの8/23~27の生ツイットでもどうぞ)
追記:オルタナSでは今年5回目を迎える大地の芸術祭トリエンナーレ2012も紹介して行く予定なので、それもお楽しみに。